おかざき じゅん岡崎 淳
素材部 プロモーションDiv.リーダー/2020年入社
丸安毛糸の4代目。前職の広告代理店での経験を生かし、HP運用、システム改修、広報のコントロールなどをしながら、素材の営業も行う、丸安毛糸のユーティリティープレイヤー。創業70年の老舗繊維メーカーの後継者として「やれることはなんでもやる」がモットー。
丸安毛糸のあるがまま
本投稿は note.com にて 2023年10月30日から12月1日まで、全5回に渡って連載されたものをまとめた記事になります。
はじめに
丸安毛糸では、今年7月にニューヨークで開催された「SPINEXPO NY(スピンエキスポ ニューヨーク)」に初めて出展しました。この展示会は、繊維、紡績糸、ニット、テキスタイル(織物)、テクニカルテキスタイルの分野を扱う世界有数の国際見本市で、ニューヨークでは年1回開催されています。今回の展示会のためニューヨークへ渡った2人に、現地での出来事や感想を社長がインタビューしました。
おかざき じゅん岡崎 淳
素材部 プロモーションDiv.リーダー/2020年入社
丸安毛糸の4代目。前職の広告代理店での経験を生かし、HP運用、システム改修、広報のコントロールなどをしながら、素材の営業も行う、丸安毛糸のユーティリティープレイヤー。創業70年の老舗繊維メーカーの後継者として「やれることはなんでもやる」がモットー。
かたの けいと片野 恵土
素材部 企画部門/2017年入社
自分で糸を紡いで作品を制作した経験から、糸づくりの楽しさと奥深さを知り、丸安毛糸に入社。糸の無限大の可能性や、組み合わせで変わる表情に驚き、企画と営業の業務に就く。毎シーズン、イタリアで開催される糸やニットの国際展示会「PITTI FILATI(ピッティ・フィラーティ)」に参加。
いの ふづき井野 芙月
製品部 企画部門/2021年入社
アメリカの大学へ進学し、卒業後はニューヨークの日系企業で勤務。その傍らでファッションデザインのインターンを経験。製品企画を行いたいという想いから、帰国後に丸安毛糸へ入社。ブランド企画、プロモーション、ECサイト運営、海外顧客とのやり取りなど幅広い業務に取り組む。
社長:
このブログでは以前、今年3月にニューヨークへ出張した八嶋さんと片野さんに話を聞きました。前回の対談はコロナ禍以来3年ぶりの海外出張で、もともとお取引のあったお客様や問い合わせのあったお客様を訪問したエピソードなどを聞くことができました。
▶︎ 丸安スタッフNY出張レポ「イタリア行ったら気がついた『そうだニューヨーク、行こう。』
社長:
今回のインタビューでは、7月にニューヨーク出張へ行った片野さんと岡崎 淳。そして、2人の出張とニアミスでニューヨークにプライベート旅行へ行っていた井野さんにも来てもらいました!井野さんはうちに入社する前はニューヨークに住んで、現地の企業で働いていた経歴を持っているんです。
岡崎・片野・井野:
よろしくお願いします!
社長:
片野さんと淳は、ニューヨーク出張の直前に、イタリアで開催された世界最大規模の糸の見本市「Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)」に出展するため、イタリア出張に行ってもらっていました。たしか、イタリアから日本へ帰ってきて、1週間後にはニューヨーク出張だったんだよね?
片野:
そうなんです!イタリアから帰国して、1週間後にはニューヨークへ向かいました。今回のニューヨーク出張は展示会への出展があったため、その日程に合わせて思い切ったスケジュールになったんです(苦笑)
社長:
出張のスケジュール聞いた時は驚いたな〜(笑)
これまで2人はイタリアの展示会を経験していますが、ニューヨークでの展示会は初めてのこと。また、丸安毛糸としても「SPINEXPO NY(スピンエキスポ ニューヨーク)」には初出展です。今回の展示ブースの様子や、印象に残っていることを早速聞いてみたいですね!
片野:
「SPINEXPO NY(スピンエキスポ ニューヨーク)」は年に1回ニューヨークで開催される、繊維、紡績糸、ニット、テキスタイル(織物)、テクニカルテキスタイルの分野を扱う世界有数の国際見本市。基本的に9割は中国系の企業で、アジア圏内の企業が出展する展示会です。今年は7月11、12日の2日間で開催されました。
この展示会の出展は、簡易的な商談スペースが与えられて、そこにお客様が来てプレゼンするという形。机一つ、椅子4つ、ハンガーラックが2つというスペースで、イタリアの展示会と比べるとブースのサイズは4分の1…いや、5分の1くらいの狭さでしたね。
岡崎:
うん。今回は2畳くらいだったよね。
片野:
予想以上に簡易的なブースだったので、着いて早々に作戦会議でしたね(笑)私たちのブランドの世界観を、この畳2枚のスペースで表現するにはどうしたら良いだろうって。今回の出張は、スーツケース2つに収まるように準備したので、ハンガーなどは現地調達する予定で、最低限の荷物で臨んだんです。そしたら、現地のハンガーとうちの製品サンプルのサイズが合わないことが発覚…!!
岡崎:
アメリカのハンガーは肩幅が広くて、日本から持って行った製品サンプルと肩幅が違うんです。肩幅が合わないと、製品の見栄えが悪くなるんですよね…
私たちの出張初日は、ニューヨークの街中で、ハンガーを売ってそうなお店を手当たり次第にハシゴすることから始まりました(笑)しかし、どのハンガーも肩幅が広すぎる!
結局、現地のハンガーを使わずにディスプレイすることにしたんです。
片野:
そして、ハンガーの件が落ち着いたと思ったら、次は私たちの“編み地のフック”と“ハンガーラックの幅”が合わなくて、編み地を飾ることができないと判明して…!! 大慌てで現地のホームセンターに行って、ディスプレイに使えそうな細いパイプやS字フックを買い込んで。なんとか設営にこぎつけました。
社長:
ハンガーの肩幅といい、ラックの幅といい、あらゆる幅のトラブル続きだな(笑)でも、次からの教訓になるね。ところで、展示会に来るお客様の反応はどんな感じだった?
岡崎:
イタリアの展示会に来るお客様だと、平均すると30〜40分はブースに滞在してくれますが、ニューヨークのお客様は平均15分くらいの滞在。ものすごくせっかちですね。
ニューヨークではゆっくりブースを見るような文化がないのかなぁ。商談のテンポもとにかく早かったです。
片野:
そうですね。手前の製品サンプルだけパッと見て、「YES」「NO」を瞬時にジャッジされるので、お客様の様子を観察しながら、反応の良い製品を手前に移動させたり、常にレイアウトの工夫をしていました。
岡崎:
商談の時もテンポが速くて、お客様が「これいいじゃん」って手に取った製品について、「こういう素材なんです」と少し説明すると、「じゃあ、これちょうだい。ここに送っておいて」と名刺を渡されて商談が終わっちゃう。
社長:
ニューヨークなのに、江戸っ子みたいにせっかちだな(笑)!
社長:
ニューヨークに住んで働いていたことがある井野さん、2人はニューヨークの人たちは「テンポが早い」と言ってるけど、実際はどうなの?
井野:
ニューヨークの方たちはせっかちですね。例えば日本だと、東京と大阪で比べられることが多いですが、アメリカの場合は「ニューヨークとロサンゼルス」で対比されることが多くて。ロサンゼルスの人たちは「ニューヨークはセカセカセカセカして!」と言えば、ニューヨークの人たちは「ロサンゼルスは時間がゆっくりすぎてカビが生える」と言い返す、そんな冗談があるほど、ニューヨークの人たちはすごくせっかちですね。
社長:
そうなんだ!
片野:
とにかくお客様たちはせっかちなので、どうしたら短時間で伝えられるかを考えて、「ここが私たちのホームページです!」と、ホームページのリンクを入れた製品パンフレットを渡すようにしていました。
岡崎:
そうですね。パンフレットと一緒に、うちの展示会のノベルティとして準備した「オリジナルフィナンシェ」を渡して。
社長:
そういえば、出張前にフィナンシェを準備してたね!
片野:
うちの社員の知り合いのお菓子屋さんとコラボして、甘酒と日本酒「八海山」を生地に練り込んだフィナンシェを作ったんです。今回の展示会は初対面のお客様がほとんど。少しでも印象に残るものをと思って、素材部の企画チームで考えました。
お客様に「日本酒のフレーバー(香り)なんです」と伝えると、反応が良くて、会話のきっかけになりましたね。ある男性は、連日ブースに寄って「フィナンシェもらって良い?」と足を運んでくれたり(笑)
社長:
それ、反響良かったってことじゃん!
片野:
展示会の2日間を通じて、約40社の方が来て下さいました。初出展ということで正直に言うと、不安もあったんです。しかし、ニューヨーク以外の地域であるカリフォルニアから来たお客様や、日本ではまだ知られていないブランドのお客様とも出会うことができました。
社長:
おっ!カリフォルニアかぁ〜!片野さんはアメリカ西海岸のお客様にアプローチしてみたいってずっと言ってたよね。
片野:
そうなんです!
社長:
俺もニューヨークより西海岸に行きたいなぁ〜!なんかスローな雰囲気がいいじゃん♪
今回の展示会からまた広がっていきそうだね!ニューヨーク初出展、お疲れさまでした。
社長:
展示会が終わった翌日は、ニューヨークのお客様たちを訪問したの?
片野:
はい。新しい編み地を持って、既存のお客様を何社か訪問させていただきました。
社長:
ニューヨークのアパレル産業のオフィスってどんな感じ?
岡崎:
印象に残ったのは、犬が放し飼いにされているオフィスですね!
私たちが訪問すると、デザイナーさんと中型犬がいきなり部屋に入って来たんです。しっかりしつけされていて、とてもかわいかったな。うちの会社でも真似したいくらい(笑)
片野:
すごくかわいかったですね〜!
片野:
私たちが訪問したオフィスに共通するのは、シンプルで綺麗な家具が置いてあることです。ちょうどランチタイムにオフィスに伺ったんですが、そこの企画チームの人たちが楽しそうな雰囲気でランチを食べていて。
岡崎:
うんうん。共有スペースで立ちながら、みんなでご飯を分け合ってワイワイするような感じ。
片野:
お菓子をシェアしてたりしてましたね。
岡崎:
そして、休憩時間が終わるとしっかり働く。ビジネスの話では、とにかく「早さ」が命! プレゼンの時間も、「YES」「NO」の判断もめっちゃ早いです。
社長:
そっかぁ〜!「いる」「いらない」の決断が早いってことだね。生産性を上げたいから早いの?それとも、単にせっかちなの?
井野:
私は効率重視なのかなって感じてます。私がニューヨークで働いていた時、同僚から「同じことをやって結果が同じなら、絶対『早い』方が良い」と言われてました。自分で時間をかけて調べるよりも、そのプロフェッショナルに聞いた方が良いっていう考え方をされていましたね。
社長:
よくある“アメリカのビジネス書”みたいだな(笑)!!
ヨーロッパの働き方とはずいぶん違うんだなぁ。ほら、ヨーロッパってもっとのんびりしているし、休み時間も長いじゃない。
片野:
そうですね。ヨーロッパとは雰囲気が違いますね。
社長:
そういえば、名刺交換ってするの?
コロナ以降、変わってたりする?
片野:
日本に比べると、名刺を持ち歩く方は少ないですね。なので、紙に連絡先を書いてもらう形が多いですね。日本だと展示会に行く時に名刺は必ず持って行きますが、ニューヨークだと持ち歩かなくて当たり前みたいです。
岡崎:
展示会にその会社の何名かで来場される場合は、ボスみたいな人が部下に向かって「連絡先渡しておいて」「連絡進めておいて」みたいな感じで指示だけ出している。たしかに、よくよく考えると、窓口になる方と名刺交換できれば支障ないですからね。ホント、効率とスピードを重視されているんだと思います。
社長:
せっかちだな〜(笑)
社長:
今回のニューヨーク出張、展示会以外でトラブルがあったって聞いたけど、何があったの!?
岡崎:
ホテルの予約で予定外のことがあったんです。宿泊先はあらかじめ予約して現地へ向かったんですが、空港からホテルへ向かっている時に、ホテルの「トイレ・バスが共同」っていう不穏な情報を目にしたんです(笑)あれ…?なんか、予約した情報と違うぞ…と。
慣れない土地での出張は、セキュリティや体調管理の面から、ある程度ちゃんとした宿泊施設を選ぶようにしているんですが…
片野:
ホテルに行ってみると、トイレ・バスは共同で、部屋は狭すぎてスーツケースを開けることすらできない狭さだったんです(笑)
岡崎:
部屋の入り口のドアはちょっとガタついていて、頼りない鍵が付いているだけ。フロアに共用のキッチンがあるんですが、ほかの宿泊者たちがポップコーン作ったり、なんか落ち着かない雰囲気なんですよ。片野と相談して、別の宿泊施設を探し出して、そっちへ移動することになりました。
社長:
えっ!前回の出張はちゃんとしたホテルだったでしょ!?
片野:
今回の出張は夏の観光シーズンだったので、全体的に宿泊施設の値段が上がっていて、最初に予約したホテルでも1泊で2万4000円くらいだったんです。予算を考えて、前回と違う宿泊先を探しましたが、日本でビジネスホテルを探す感覚で予約すると、こんなことになるんだなと思いました(苦笑)なんとか予算内で新しい宿泊を見つけられて事なきを得ましたが、この観光シーズンで希望に合う宿泊先が見つかるかヒヤヒヤしましたね。
片野:
あと今回の出張では、夏のニューヨークの暑さにも驚きました!
道路の照り返しの暑さもすごかったのですが、地下鉄のホームは全く空調が効いていなくて、本当に暑かったです。
岡崎:
それにニューヨークの地下鉄は、日本のように時間通りに電車が来ないんです。地下鉄の電光掲示板には、この駅に電車が「3分後に到着する」って表示されているものの、どんなに待っても電車が来ない!暑い地下鉄のホームで、いつ来るか分からない電車を待つと、余計に暑さが堪えました…
片野:
日本の地下鉄は快適なんだな〜って身に沁みましたね。
社長:
2人が出張に行った7月頭でも、ニューヨークは暑いんだ!たしか冬はマイナス10度ぐらいになるよね?
井野:
そうですね。6月、7月と暑いのですが、12月になると平均気温が0度前後となり、真冬の寒さが続きます。 特に夜間はさらに寒くなり、マイナス10度を下回ることもありますね!
社長:
その国の気候は、実際に行ってみて理解できるよな!
ホテルのトラブルも含めて、2人の出張の経験値が確実に上がる体験だったと思いますよ。
社長:
海外出張といえば、やはり気になるのは、現地での食事の話題です!
淳はニューヨーク留学経験があるし、片野さんは今年3月にもニューヨーク出張へ行ってるから、食事には困らなかったんじゃない?
片野:
本当にいろんな種類の食事をしました。
岡崎:
台湾料理、モロッコ料理、イスラエル料理、ウクライナ料理、アメリカ料理など、結構多国籍の食事にチャレンジしました。私が留学の時に大好きだったタコス屋さんにも行ったんですが、本当に美味しくて感動!!!もう美味しすぎて笑いが止まらないほど(笑)
社長:
片野さんは、前回のニューヨーク出張へ行った感想で「量が多かった」って話してたけど、今回もやっぱり量は多かった?
片野:
はい、ボリューム満点でした!特にアメリカ料理のお店へ行くと量が多くて。朝食を食べにカフェへ行き、フレンチトーストを注文したところ、大きな分厚いフレンチトーストが3切れもお皿にドーーーーンっと(笑)
社長:
3切れ(笑)
井野:
レストランってテイクアウトやドギーバッグ(食べきれなかった料理を容器に入れて持ち帰る)を見越してか、とても量が多いですよね!
片野:
淳さんが注文していたオムレツも、卵5個分は使っているようなボリュームで、さらに大量のポテトが付け合わせにのってました。
社長:
おぉ…でけぇな!
いろんな食事を楽しんだみたいだけど、2人が今回食べた食事で、美味しかったものベスト3を教えてよ。
岡崎:
それでは、私から!
3位は朝食で食べたオムレツ!アメリカならではの朝食で、美味しかったですね〜!
岡崎:
2位はフードカーで食べたエッグ&ソーセージのサンドイッチ。注文したらその場で作ってくれて、「うめぇっ!」って思いました。
岡崎:
そして、私の1位は「ロスタコス」が不動です!!!
最高に美味しいし、お店の雰囲気も良いです。
社長:
おぉ〜っ!タコス強いなぁ。
前回、ニューヨーク出張に行った八嶋くんもここのタコスは美味しいって言ってたもんな!
それでは、片野さんのランキング、お願いします。
片野:
3位はモロッコ料理!クスクス(小麦を原料にしたショートパスタ)がとても優しい味で、疲れた胃にしみわたりました。
片野:
2位は生牡蠣!ステーキハウスの前菜で食べた生牡蠣には、ビネガーベースの酸っぱいタレがかかっていて、とてもフレッシュで美味しいです。
これまでは、ニューヨークって「お肉」のイメージが強かったですが、海鮮もすごく美味しいんだって新しい発見ができました。
社長:
ニューヨークってオイスターバーが有名でうまいもんな〜!!
片野:
そして、私のランキング第1位は、朝食に食べたフレンチトーストです!
ボリュームを含めて、アメリカっぽいですし、「食事が楽しい」っていうエンターテイメント感が良いです。
片野:
このニューヨーク出張の前に、イタリア出張も訪れましたが、イタリア・フィレンツェはリゾート地ということもあって、ゆったりとした時間が流れていました。イタリアに比べると、やはりニューヨークは時間が早く流れていて、世界中からいろんな文化や人種が集まって刺激が強い!
今回の出張では、そのコントラストを感じることができて良かったです。
社長:
うんうん。イタリアはニューヨークみたいに多国籍じゃないもんね。イタリア出張の1週間後にニューヨーク出張って、ハードだなぁって思ったけど、そういう体験もできて良かったよ。
出張メシ以外にも、ニューヨークならではの体験もしました!
社長:
それでは最後に、今回の出張で感じたことや感想、これからの展望など聞いてみたいと思います。
岡崎:
私は留学以来、3年ぶりのニューヨーク。街のにおいを感じると、当時の思い出が蘇ってきて、なんとも言えない感情が湧き上がってきました。
岡崎:
イタリア出張から続けてニューヨーク出張へ来ると、それぞれの風土、お客様との話す内容も全然違うことを強く実感しました。今回の出張でニューヨークへ来たことで、私のニューヨークでの留学経験をもっと仕事に活かしたいと思いましたし、アメリカで私たちのブランド「MONTELUCE(モンテルーチェ)」を広げていきたいと。憧れていたことへの気持ちが、より一層強くなった感じがしています。
今回の出張で出会ったお客様たちとの接点を持ち続けていきたいと思いました。その先陣を切っていきたいですね。
社長:
いいですね。広がっていくといいね、この先もね。
ありがとうございます。片野さん、お願いします。
片野:
私にとって今回は2度目のニューヨーク出張でした。前回の出張でニューヨークのお客様から「MONTELUCE(モンテルーチェ)はもっとニューヨークでいけるよ」って言っていただけたことがきっかけで、今回の展示会に踏み切れたんです。
上司から「イタリアでの出展から1週間後にニューヨークへ行くなんて、ハードスケジュールだから、今回は見送ったら?」とアドバイスいただきましたが、挑戦したい気持ちを抑え切れず…。
片野:
いざ展示会が始まると、イタリアの展示会とは全然違う雰囲気で、内心「大丈夫か…」って不安が過りました。しかし、自分たちの素材を信じてプレゼンすれば、アメリカの方にもちゃんと伝わりましたし、ヨーロッパに比べると良い素材を見た時のリアクションが良くて、まるで踊っているようでした(笑)
岡崎:
なんかビートを刻んで踊ってたよね!
片野:
そういうリアクションが見れた時は手応えを感じました。本当に頑張ってよかったです。今回の新しい出会いを大切に、もっと深くこれからも展開できるようにと思いました。いつか日本からたくさんスタッフをアメリカに連れて行って、そして美味しい食事をみんなで楽しみたいですね!
社長:
ありがとうございます。
2人の感想を聞いて、井野さんはどうですか?
井野:
私は2人と入れ違いでプライベートでニューヨークへ行って、現地の友人たちと会って来ました。友人の中には、すごい頑張って仕事して結果を出している子もいて。ニューヨークは競争が激しいけど、頑張ったら報われる結果が大きい場所。一見、都会の“冷たさ”を感じても、頑張りを見てくれる人はいるし、引き上げて応援してくれるような暖かさもあるんですよね。プライベートで行ったとしてもそう感じるので、仕事にもつながっていくといいなと思います。
社長:
ありがとうございます。アメリカの展示会への出展は「いつか」と思い描いていたけど、2人が先陣切って行ってくれて、手応えを感じて帰ってきてくれました。新しい展開も広がっていきそうだね。
せっかちなニューヨークでの出展は、若いエネルギッシュなメンバーに任せて。いつか西海岸で出展する時は、私も行こうかな♪ 私は癒しのリゾート地へ行きたいので(笑)
社長:
私も若い頃、ニューヨークで「これはすごいな!」って思った感覚は今でも色褪せていないから、みんなが感じてきたことは理解できます。どんどんどんどん突き進んでほしいなと思うし、私からの“バトン”がつながっていると感じられて、今回の話を聞くことができてよかったと思います。
(おわりです。最後までお読みいただきありがとうございました)
今回の記事はいかがでしたか。あるがままの私たちを知ってもらえれば幸いです。
丸安毛糸は『世界中のニットを愛する人たちが集う会社』です。私たちは、ニットを愛し、新たな挑戦に立ち向かい、未来を切り拓いていく仲間を募集しています。
会社説明会開催情報や募集要項、エントリー方法など、採用情報ページでご確認ください。