丸安毛糸のあるがまま

丸安スタッフN.Y.出張レポ ~ イタリアに行ったら気がついた「そうだ ニューヨーク、行こう。」

本投稿は note.com にて 2023年4月25日から5月26日まで、全8回に渡って連載されたものをまとめた記事になります。

はじめに

丸安毛糸では、コロナ禍以降3年ぶりに海外出張を再開しました。2月のイタリア展示会に続き、3月にはニューヨーク出張へ!今回、ニューヨークへ渡った八嶋さんと片野さんに、「なぜイタリア出張の直後にニューヨークへ行くことになったのか」についてや、実際に行って感じたこと。ニューヨークのデザイナーから見た日本・丸安毛糸の評価などインタビューしました。

写真左から片野 恵土、八嶋 祐輔、岡崎 博之

やしま ゆうすけ八嶋 祐輔

営業部 マネージャー/2013年入社

自称「丸安毛糸 語学採用第一号」!入社6年後、一念発起してカレー屋を開店。しかし1年保たず、惜しむ声がありながら閉店。2021年に丸安毛糸へ復職し、営業として日本・海外へ商材を紹介する最前線に携わる。

かたの けいと片野 恵土

素材部 企画部門/2017年入社

自分で糸を紡いで作品を制作した経験から、糸づくりの楽しさと奥深さを知り、丸安毛糸に入社。糸の無限大の可能性や、組み合わせで変わる表情に驚き、企画と営業の業務に就く。

もくじ
イタリアでビビビッと「そうだ ニューヨーク、行こう。」
「世界の八嶋」を目指すヤッシーは、海外行って食い倒れ…
本場ニューヨークのデザイナーは、トレーサビリティを意識していた!
ニューヨークのデザイナーはアイデアが欲しくてたまらない!?
ニューヨークの物価は言われるほど高くはない!
私もちょっと喋りたい!!!(笑)ニューヨーク進出のエピソード
片野と八嶋のニューヨークメシ~ダントツNo.1は「ロスタコス」!
将来はスーツケース2つ持って、アメリカ横断をSNSで生中継!!?

イタリアでビビビッと「そうだ ニューヨーク、行こう。」

岡崎:
今回はニューヨーク出張の真面目な話題から珍道中まで(笑)、2人にインタビューしたいと思います。そもそも、なぜニューヨークへ行くことになったのか、その経緯をあらためて紹介してくれる?

片野:
今年1月、イタリアで開催される世界最大規模の糸の見本市「Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)」に、コロナ禍以降初となる3年ぶりに丸安毛糸は出展しました。

丸安女子スタッフのイタリア出展レポ!! ~ 糸の見本市「Pitti Filati」

片野:
過去の展示会で知り合ったり、取引するようになったニューヨークの方たちが、今回イタリアにあまり来てなくて…。ここで会えたら色々とお話ししたいことがあったので、残念だなぁ…と思ってたのですが。

いま会えないなら、こっちから会いに行けばいいんだ!「そうだニューヨーク、行こう。」と思って。イタリア出展の会場で上司に打診して、このニューヨーク出張を決めました。

岡崎:
チャレンジャーだなぁ(笑)

片野:
イタリア出展から今回の出張までの準備期間は約1ヶ月。チケットと宿の手配から、ニューヨークのお客様とのアポイントを調整。今回の出張は、営業担当の八嶋さんと一緒に行くことになりました。

八嶋:
私は以前から、社内で「アメリカ行きたい」「ニューヨークで何か展示会やりたい」って話してたので、今回行けたのかもしれない(しみじみ)

岡崎:
ニューヨーク行ったことあるの?

八嶋:
あります、あります!
いとこがニューヨークで暮らしてた時期があって、1週間くらい滞在させてもらったんです。

岡崎:
今回はどんなお客様に訪問したの?

片野:
4泊6日の出張で、合計6社のお客様に訪問しました。もともと取引のあるお客様が5社。そして、ホームページで問い合わせをいただいたことのある新規のお客様に「ニューヨークへ行くので、プレゼンさせてもらえませんか」って打診してアポイントを取りました。

八嶋:
このスーツケース2個に、詰め込めるだけの資料をパンパンに入れていきました。これが意外と重い!

岡崎:
えっ!これ持って、ニューヨークの地下鉄乗ったの!?

八嶋:
地下鉄も乗りましたが、移動はほとんどUberのタクシーです。

片野:
出発前に社長から、「Uberのタクシーは安くて安心だよ」って教えてもらっていて、本当に便利でした!

オンライン配車サービス「Uber」とは?
スマートフォンのアプリを通じて、タクシーの配車や決済ができるサービス。車両や運転手の情報が事前にわかるため、安心・安全に利用できます。また、料金も事前に確認でき、キャッシュレスでの支払いが可能。

八嶋:
エレベーターがない訪問先があることを覚悟してたけど、古いビルでも意外とエレベーターがありましたね。重い荷物を運ぶために、私も行ったようなものですが(苦笑)

片野:
高層ビルが多くてびっくりしました。そして、歴史を感じる様な古いビルが多いのもニューヨークという場所なんですね。

ニューヨークの街を移動する八嶋

岡崎:
お客様の会社の雰囲気はどうだった?

片野:
日本で名の知れている企業でも、意外とコンパクトなオフィスだったり。私は海外のお客様とやりとりする立場ですので、その雰囲気を味わうことが出来て、ものすごく良かったです。

あと、訪問先の皆さんは本当にフレンドリーに迎えてくださって。それもうれしかったですね。

こちらがニューヨークの街並み

岡崎:
ムードメーカーのヤッシー(八嶋のあだ名)はどうだった?

八嶋:
八嶋ギャグをちょいちょい挟みつつ。ニューヨークでも通用するかチャレンジしてました(笑)

岡崎:
笑ってもらえた?

八嶋:
緊張してたからか、どんなギャグを言ったか覚えてないんですけど(苦笑)

片野:
お客様、笑顔になってましたよ~!

「世界の八嶋」を目指すヤッシーは、海外行って食い倒れ…

岡崎:
さて、まずは私のブログ初登場の“ヤッシー”の紹介をしたいと思います。

八嶋:
皆さんこんにちは!生まれも育ちも東京都墨田区向島、八嶋 祐輔です。現在も会社から家まで自転車で15分の距離に住んでいる、墨田区にどっぷりな生粋の江戸っ子です。

大学卒業後にご縁があり2013年に丸安毛糸に入社しました。6年働いた後、一念発起してカレー屋を開店するために丸安毛糸を退職。しかし商売の厳しさ難しさを目の当たりにし、1年持たずに閉店することになり、そして2021年に丸安毛糸に復職いたしました。

岡崎:
ヤッシーのカレー屋、オープン初日に応援の意味も込めて行ったんだけど、昼過ぎですでにご飯が売り切れて買えなかったんだよな~!初日にあれじゃダメだろって思ったもん(笑)コロナの1回目の緊急事態宣言という、一番飲食店が大変な時に挑戦してたね。

八嶋:
はい。ビジネスの厳しさが身に沁みました。ちょっぴりへこんで、丸安毛糸に復職させてもらえることになって、いま一度 “糸” に触れた時、自分の原点である「物づくり」への情熱がよみがえってきて。1本の糸から多彩な表現ができる、糸の持つ可能性はすごい。丸安毛糸の技術や素材を、日本だけじゃなく海外へもっと紹介したいと思うようになりました。

岡崎:
ヤッシーはオーストラリアに留学してた経験があるので、英語が話せるのが強み。元々、 海外展開の切り込み隊長として、丸安毛糸の“英語採用” 第1号だったんだよね。海外のお客様との商談も問題なく進めてくれて、丸安毛糸の海外展開を具体的にイメージできるようになったきっかけをつくってくれたんだよね。

八嶋:
今はもう、片野の方が英語しゃべれます!片野が海外に行って商談の数をこなしていくうちに、めちゃくちゃ進化してますよ。今回のニューヨーク出張では頼りにしっぱなしでした。私の場合、商談の途中で勢い余って日本語しゃべりはじめることも…(笑)

片野:
そうなんですよ!
お客様と英語で商談中、八嶋さんの話をよくよく聞いたら….途中から日本語を話してる!なんてこともありますもんね(笑)。ニューヨークのお客様もつられてうなずいてくれてましたもん(笑)

岡崎:
ヤッシーは営業マネージャーで、日本のお客様以外に、韓国のお客様を中心に担当してもらってます。今回のニューヨーク出張の後、すぐに韓国出張にも行ってるよね。

八嶋:
目指すは「世界の八嶋」です!

海外出張の良い所は、なんといっても食事です!世界の色んな美味しいものを食べられることが楽しみのひとつだと思っていて、もちろん普段もたくさん食べるのですが、今回の韓国出張では、現地のお客様に食事を招待してもらって、サムギョプサル、ラーメン、チャーハン、冷麺、特大餃子、骨つきカルビとライス…と、腹がはち切れるほどご馳走になりました!!!

これはNYではありません。NYのあと行った韓国です。

片野:
えっ、ニューヨーク出張でもあんなに食べてたのに、その後の韓国でそんなに食べてたんですか・・・(苦笑)

岡崎:
韓国から帰ってきたヤッシーに出張の感想聞いたのに、ひと言目は「いっぱい食べました。」って具合悪くなってたもんね(笑)

八嶋:
韓国の取引先の皆さんの手厚いおもてなし…お客様の“母心”みたいな感じだと思います。

岡崎:
世界のお客様からめちゃくちゃ可愛がられてるじゃん(笑)
それでは、この後は本題のニューヨーク出張について聞いていきましょう。

本場ニューヨークのデザイナーは、トレーサビリティを意識していた!

岡崎:
今回のニューヨーク出張は、イタリアの展示会と比べて、お客様の質問とか反応は何か違いがある?

片野:
今回のニューヨーク出張では、お客様とじっくりお話できる時間がとれたことがまず良かったです。

イタリアの展示会だと、ブースへ来るお客様の対応が次々に入って、素材以外のお話をする余裕がなくて…。お客様側も1日に10数社のプレゼンを受けてるので、見るからに疲れ気味というか。用事だけ済んだら、パパッと次のブースへ行っちゃうのですが、今回は訪問して深い話ができたので、行って良かったんです。

岡崎:
どんな話になるの?

片野:
プレゼンに持って行った素材が話題の中心なのはもちろんですが、結構お話ししたのは、うちのホームページのことですね。

ホームページに素材や在庫の情報が載っていると話すと、「見てますよ」と言ってくださるお客様が多いんです。そして、「丸安毛糸はレスポンスが早い」と褒めていただきました。

ニューヨークと日本の時差は約14時間。ビジネスで連絡をとるには、1日1回になってしまうので、この時差が歯痒かったんです。やり取りに時間がかかってると気になってたんですけど、お客様は「レスポンスが早いし、ホームページで情報が載っているので、やり取りしやすい」と言っていただけて。それが嬉しかったですし、メールだけでは受け取れない相手の反応を見ることができて良かったです。

丸安毛糸HP「素材情報」のページ

岡崎:
日本の糸や生地に対して、ニューヨークの方達は興味を持ってくれているのかな?

八嶋:
「日本はこの製品が強いよね」「日本だからこういうのあるでしょ」っていうイメージを持たれてるというより、どんなことができるんだろう?って質問を受ける方が多かったですね。

片野:
あとは、糸の産地を気にするお客様もいました。アメリカはトレーサビリティが厳しいので、綿を使った製品を作る場合は、その綿がどの畑で栽培されたのか追跡できないといけない。うちの糸も、日本のどの場所で作られたのか、細かく聞かれる場面が多かったですね。

トレーサビリティとは?
トレーサビリティは、商品がいつ、どこで、誰の手によって生産され流通したかを透明化するための仕組みです。アメリカでは、食品のトレーサビリティを改善するため、農場から食品加工場、小売店までの供給過程を追跡できるシステムが整備されています。

岡崎:
なるほど。どこで作ってるか分かんないってことじゃなくて、売る側もそういうことを理解してることが大切なんだよな。

片野:
はい。製品の安全性を重視するようになった昨今では、トレーサビリティは欠かせない要素。世界的ブランドほど、この方向性になっていってますね。

ニューヨークのデザイナーはアイデアが欲しくてたまらない!?

岡崎:
うちの生地の反応はどうだった?

八嶋:
持って行った生地はどれも評判良かったです。
あるお客様は「こういう生地がニューヨークに良いんだよね!」「みんな気に入ると思うよ」って褒めてくれて、こういう反応を直接いただけると嬉しいですね。

今回、いろんなお客様を訪問して、“アイデアがとても評価される”っていうのを強く感じました。

岡崎:
アイデアが評価されるってどういうこと?

八嶋:
ファッションデザイナーさんって、アイデアが欲しくて欲しくてたまらない様子なんです。もう、アイデアに飢えてるというか、創作のヒントを探している。

私たちの「MONTELUCE(モンテルーチェ)」が、『デザイナーに閃きと感動、新しいクリエーションへの創作意欲をもたらす糸』をコンセプトに、糸の質・デザイン・風合いといった企画開発をしているということは、ファッションデザイナーさんたちから求められていること。

今回、日本から持っていった編み地だけではなくて、「MONTELUCE(モンテルーチェ)」のアイデア自体がとても評価されているのを感じました。

素材部 MONTELUCE

片野:
うちのホームページには、編み地の見本や編み方のレシピも公開しています。デザイナーさんたちに「こうやったら編めるんだ」って参考になるそうで、とても喜ばれていました。

岡崎:
なるほどね!

八嶋:
私は韓国出張でも、ニューヨークと同じ手応えでした。うちの技術的なところはもちろん、アイデアにも価値を感じてもらっていると感じましたね。

岡崎:
イタリア、ニューヨーク、韓国、日本での展示会をやって、お客様からの反応や評価、要望は、私たちの企画開発のアイデアになる。そういうお互いの化学反応は、この仕事の醍醐味だよね。

ニューヨークの物価は言われるほど高くはない!

岡崎:
最近、ニューヨークの物価高が日本のメディアで取り上げられるけど、現地でそれは感じた?

八嶋:
高いって聞いてたんですが、そんなに高くなかったです。現地の給与水準もあると思うんですが、感覚としては日本と変わらない印象でした。スーパーへ行きましたが、水や野菜が驚くほど高いというわけでもなかったです。

それに、向こうは量がたくさん入ってますから、物価が高いというより、量が多いから「この値段するよね!」みたいな感覚でしたね。

片野:
レストランでは特に、日本との“量の違い”を感じます。ニューヨークでは、ちょっとしたランチが2000円ぐらいしますが、「この量ならそうだよね!」ってたくさんの量が盛られてるんです。

ランチで食べたピザ!

岡崎:
私もアメリカへ行った時、それ思った!
日本人だったら、一皿をシェアする量なんだよね~

片野:
そうなんです!量がとにかくすごくて。宿泊したホテルの朝食は、メインとサイドメニューを頼むスタイルだったんですが、3人ぐらいでシェアして食べ切れる量が出てきて(笑)

八嶋:
朝食のサンドイッチにベーコンがつくんですが、2~3枚のベーコンを想像してたら、長いベーコンが6枚のってて(笑)朝に食べるボリュームじゃない!

岡崎:
もう食いっぱなしじゃんね(笑)

朝食のパンケーキ

朝食のハンバーガー

片野:
あと現地で感じたことは、ニューヨークはキャッシュレスが進んでいること。

現金をほとんど使いませんでした。特に便利だったのは地下鉄!日本の駅と比べると、キレイとはちょっと言えない構内なんですけど。タップ決済のあるクレジットカードがあれば、地下鉄はクレジットカードで乗れるんです。しかも、どの区間に乗っても一律3ドル!

八嶋:
日本の交通系ICカードみたいに、改札口でピッとやると3ドルひかれるんです。週に40ドル使うと、それを上限に乗り放題になるんですよね。これ、めちゃめちゃ便利!

ニューヨークの地下鉄

片野:
オンライン配車サービス「Uber」も、アプリからクレジットカード決済をしてくれるので、移動に現金を使わない。

岡崎:
現金を使うのはチップぐらい?

八嶋:
チップもいらなかったよね?

片野:
そうですね。レストランはクレジット決済で、チップ込みの料金で決済されるんです。

八嶋:
ベッドメーキングのチップも置いてたんですけど、そのまま部屋にお金が残ってて。

岡崎:
うわ~、そんなにキャッシュレス進んでるんだ!

片野:
タッチ決済のクレジットカードが使えるお店が、日本よりも多かったですね。現地の方達も、クレジット決済してる人がすごく多かったです。地下鉄のタッチ決済は最新なんですけど、電車は日本みたいにキレイじゃなくて。映画で見るような、落書きがいっぱいある駅だし。それはイメージしていた「ニューヨーク」って感じでよかったです。

私もちょっと喋りたい!!!(笑)ニューヨーク進出のエピソード

岡崎:
今でこそ、ニューヨークにお客様がいて、ヤッシーと片野さんがフォローしてくれてるけど、2015年頃を振り返ると、「どうやったら海外に展開できるか」って模索している状況だったな。少しその頃の話をしても良いかな?

八嶋・片野:
よろしくお願いします!

岡崎:
その当時、ニューヨークに昔から仲良くしている人が事務所を構えていて、その方が日本のあるニットメーカーのアメリカ展開を手伝ってたの。その社長は何をしても凄い方で。「私もアメリカを見てみたい」と相談したら、「全部見せましょう」って言ってくれたの。

10日間かけて、ニューヨークのファッションウィークや巨大展示会、日本から出展してるブランドのブース視察など同行させてくれました。ブースで実際の商談に立ち会わせてもらったり、アメリカ人の専門店のバイヤーさん達の声を、沢山聞かせてもらったり。かなり刺激になったし、参考になったな~!

アメリカを滞在した後、その足でヨーロッパに渡って、フランス・パリの展示会へ。私にとって海外の展示会はアイデアの宝庫だったり、また同時に、会社の未来を見据えて、いろんなことを「覚悟」する…そんな存在だった。

2015年、ニューヨークでの一枚。

(2015年ニューヨーク視察を綴ったブログ ※外部ブログ)

岡崎:
私が海外進出に向けて動いてきたものを、八嶋くんと片野さんがさらに展開してくれて本当に心強い。

2人の話を聞いてて、うちの「MONTELUCE(モンテルーチェ)」の新商品を、アメリカ向けの色や風合いで作っても面白いかもしれないってアイデアも浮かんできたよ♪

片野:
ありがとうございます。
私も今回のニューヨーク出張で、お客様からアドバイスいただいたり、たくさんのブランドがあることを教えてもらいました。モンテルーチェをもっと展開できる可能性はあるのかなと思ってます。

八嶋:
そうですね!
お客様から新しいブランドがどんどんどんどん出てきてるってお聞きしたので、情報をどんどん集めていきたいと思っています。

片野と八嶋のニューヨークメシ~ダントツNo.1は「ロスタコス」!

岡崎:
4泊6日の出張でしたが、美味しいもの食べた?

八嶋:
私のいとこがニューヨークに住んでいたので、美味しいレストランをリストアップしてもらって出張に臨んだんです。このリストは、お客様との雑談に役立ちました♪

会話のきっかけになるし、「ここは混んでて予約がとれない」とか教えてもらいましたね。片野さんと私は食べることが好きなので、お客様との雑談は、食事の話題で盛り上がりました(笑)

岡崎:
準備した“レストランのリスト”には行けたの?

八嶋:
はい、行きました!まずは、「カッツ・デリカテッセン」で名物パストラミサンドを食べました。パストラミとは、香辛料で調味した肉の燻製食品。細かく切られたパストラミと、マスタードが豪快にパンにサンドされてるんです。マスタードの量がものすごくて、めちゃめちゃマスタード味(笑)

片野:
ちょっとむせるぐらいでしたね(笑)ボリューミーでしたが頑張って食べました。

パストラミサンド

八嶋:
あとは中華料理店「ジョーズ シャンハイ ニューヨーク」。いとこから「ネギ玉子炒飯と小籠包2種以外は頼んじゃダメ」って教えられてて、その通り注文しました。片野さんは小籠包の食べ方が下手で、小籠包の肉汁が全部取り皿に落ちてるんです(笑)

片野:
取り皿に肉汁がたまって、スープみたいになってましたね。また行きたい…

中華料理店「ジョーズ シャンハイ ニューヨーク」の小籠包

八嶋:
中でも、一番美味しかったのは、ニューヨーク留学経験のある淳くん(丸安毛糸 デジタルマーケティング リーダー)が教えてくれたタコス屋「ロスタコス」! 美味しすぎて、2回食べに行きました。

片野:
5種類の具から選んでオーダーできるんですが、八嶋さんは2回目に行った時、全種類注文してましたね!

八嶋:
選べる具は、鶏肉、豚肉、牛肉、エビ、サボテン。サボテンは独特の味で、私は苦手でした…(汗)

こちらが「ロスタコス」!

片野:
出張最終日は、ジョージ・クルーニーが来たことがあるというステーキ屋さんへ。

岡崎:
「ジョージ・クルーニーが来た」って感じ良いね♪

八嶋:
じつは…食後に、最大のピンチが(汗)

打ち合わせの緊張が解けたからか、レストランを出た後、急に激しい腹痛に襲われまして…。ニューヨークの地下鉄は日本みたいに公衆トイレがないんですよ。冷や汗かきながら、慌ててUberのタクシーを呼んで、大急ぎで私だけホテルに戻ったんです!ホントは出張の締めに、ニューヨークの夜景を見たかったのに…。

片野:
私はニューヨークの街にポツンと残されて、トボトボと地下鉄で帰りました…(笑)一体このニューヨークの地で、何が起こったのかと思いました。

岡崎:
珍道中だったね~!楽しい思い出も良いけど、振り返ると、ピンチやトラブルの方が味わい深い経験として残るよね。“運”に恵まれた出張だったね!

将来はスーツケース2つ持って、アメリカ横断をSNSで生中継!!?

岡崎:
さて、ニューヨーク出張から帰ってきて、これから挑戦したいこと意気込みをひと言お願いします!

八嶋:
ニューヨーク、韓国のお客様と会って感じたのは、丸安毛糸の「MONTELUCE(モンテルーチェ)」は、どこへ行ってもデザインやアイデアに高い評価をいただくということ。

私は2017年のイタリアへ初出展する時も携わっていましたが、その当時、海外展開の未来に何が起こるか、全く想像できてなかったんです。まずはイタリアの舞台で“糸を出してみたい”って目標があって、そのうち海外のお客様とのつながりも生まれて。あの頃、こんなに海外のお客様が増えるとは予想してませんでした。

今回、お客様から高い評価をいただけて、「MONTELUCE(モンテルーチェ)」をもっと世界の人たちに見てもらいたいと思いました。まだ手探りのこともありますが、分からないからやらないんじゃなくて、分からないからこそ挑戦してみる!そんな気持ちです。

片野:
私が今回の出張の言い出しっぺですが、正直言うと、イタリア出張後にニューヨークへ行ってお客様を訪問できるとは予想外でした。実際に訪問すると、お客様からたくさん情報をいただけて、オフィスの雰囲気を肌で感じることができ、さらに「MONTELUCE(モンテルーチェ)」に高い評価までいただきました。

お客様へのプレゼンでは、実際に織り地に触れてもらい、私たちが言葉で伝えると、メールで伝える以上に “届いている” 手応えがありました。言葉で伝える力はすごい!
八嶋さんは新しいお客様を開拓することを得意とされているので。八嶋さんに先頭に立ってもらって、私たち素材部は企画開発のアイデアでサポートしながら、チームで展開していきたいと思います。

八嶋:
そうだね!アメリカの展示会出展や、アメリカ国内で製造・販売している企業にも興味があります。私、アメリカ西海岸も行ってみたいんです。ほら、リアカー引いてアメリカを旅するユーチューバーみたいな感じで、“アメリカ横断の営業”なんてどうでしょう!?

岡崎:
えっ!横断!?
スーツケース2つ、リアカーに乗せて、アメリカ横断かぁ(笑)

片野:
アメリカ横断をSNSで投稿して、ゴールの西海岸に着くと、たくさんのギャラリーがワーッと迎えてくれる(笑)こういう発信ありかもしれないですね!

岡崎:
面白いチームだよね!これからも、良い化学反応を期待してるよ!

 

(おわりです。最後までお読みいただきありがとうございました)

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