てらお りょうた寺尾 亮太
素材部 営業部門/2019年4月入社
大学時代にファッションに興味を持つようになり、アルバイトでアパレル販売員を4年経験。服を通じて誰かに喜んでもらうことの面白さを学ぶ。製品や素材に関われる企業を探し丸安毛糸と出会う。2023年に製品部から素材部に転籍。海外留学の経験があり英語が得意。
丸安毛糸のあるがまま
本投稿は note.com にて 2024年9月5日から10月283日まで、全4回に渡って連載されたものをまとめた記事になります。
今年(2024年)6月、イタリアはフィレンツェ開催の糸の見本市『Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)』(今回は2025年秋冬向けの素材プレゼン)に、MONTELUCE(モンテルーチェ)として出展しました。英語が得意で、念願だった海外展示会に初参加した寺尾さん。しかしそこには、数々のハプニングや葛藤が待ち構えていました。今だから話せる裏話と、試練を乗り越えて大きく成長したお話を、岡崎社長がじっくり聞きました。
てらお りょうた寺尾 亮太
素材部 営業部門/2019年4月入社
大学時代にファッションに興味を持つようになり、アルバイトでアパレル販売員を4年経験。服を通じて誰かに喜んでもらうことの面白さを学ぶ。製品や素材に関われる企業を探し丸安毛糸と出会う。2023年に製品部から素材部に転籍。海外留学の経験があり英語が得意。
社長:
改めて、寺尾くんが丸安毛糸に入社した経緯を聞かせてくれる?
寺尾:
ファッションに関わる仕事がしたいという気持ちが一番でしたが、カナダに留学した経験があり、英語を使った仕事もしたくて、両方が実現できる会社を探していました。
その中で丸安毛糸のサイトを見つけて、この会社で働いてみたい!と思いエントリーしました。
社長:
もともとニットに興味はあったの?
寺尾:
正直、なかったです(笑)
ファッションと英語、両方できそう!というのが入社の動機です。
社長:
うちなら海外での仕事の可能性がたくさんあると思って、入社してくれたんだね。
それで、最初に配属されたのが製品部だったと。
寺尾:
はい。淳さんが「寺尾は俺が面倒みる!」と言って下さったそうですが、いつのまにか製品部になっていました。
社長:
製品部に入って4年経った頃、辞めようと思っていたそうだけれど、いったい何があったのか、そのへんのいきさつを聞かせてくれる?
寺尾:
そうですね…なんて言えばいいか、ちょっと難しいんですけど。
まったく自信が持てなかったんです。
企画も上手くできないし、いつになったら自分は成長するんだろう…と、将来のビジョンも見えなくて。
社長:
入社したものの、自分の思い描いていた世界とのギャップを感じてしまった、ということだね。
寺尾:
そうですね。いろいろと悩んでいました。
それで淳さんに相談させていただいたんです。
社長:
淳は、自分が面倒みる!と言っていた手前もあるし、責任を感じていたんだろうね。それで引き留められたと?
寺尾:
はい。
「今までやってきたのにもったいないじゃん!」と言っていただいて。
そこで素材部への転籍を勧めていただき、もう一度頑張ってみようと思えました。それが1年前になります。
社長:
素材部に移ってからは、仕事の見え方は違ってきた?
寺尾:
はい!
もちろん、まだまだわからないことはたくさんありますが、お客様に素材の提案をしたり一緒に考えたりしている仕事は性に合ってると感じています。
あの時に引き留めていただき、本当に感謝しています。
社長:
この4月(2024年)に、製品部と素材部が一緒になって壁がなくなったけど、寺尾くんは両方経験しているから、それも強みになるのかもね。
寺尾:
そうであるよう、がんばっていきます。
社長:
そして、初めてのイタリア出張に声をかけられることになるわけだ。
寺尾:
2月くらいに、「次のイタリアに行くかもしれないよ」と言われたんです。
期待と不安が半々でしたけれども、正直すごく嬉しかったです。
社長:
ファッションと海外両方に関わる仕事をしたい、という願いが叶うわけだもんね。でも、いざ夢が実際に叶うとなると、迷いとか不安とかは感じなかった?
寺尾:
自分は楽観的っていうか、何とかなる精神が結構強くて。
何とかなるし何とかする!みたいな思いが強かったので、不安は特になかったです。英語にもある程度自信がありましたので。
社長:
それはスゴイ(笑)
寺尾:
会社でも、福利厚生の一環で英会話の先生が来て学ぶ機会や、李(リー)さんにもプレゼン練習に付き合ってもらったので、準備はかなりできました。
社長:
じゃあもう準備はばっちりだった?
寺尾:
準備はばっちりだったのですが……。
なんと初日に風邪をひいてしまって、最悪の体調でした。
社長:
どうしたの??
寺尾:
しょうもない話なんですけど、プレゼンの準備を頑張りすぎて疲れちゃって、エアコンがガンガンに効いている部屋で寝てしまいまして。
微熱があって頭が痛いなか、フランスまでの14時間のフライトはめちゃくちゃしんどかったです。
社長:
さぞかし焦っただろうし、周りのスタッフたちも心配したでしょ?
寺尾:
とにかくこれ以上熱が上がらないでくれ!と神に祈るのみでした。
みんなは…もうただ、笑ってました。
社長:
ははは。いい仲間だ。
大事には至らなかったの?
寺尾:
幸いただの風邪だったので、マスクしてビタミン剤飲んでひたすら寝ていました。
翌日も気合で朝5時に起きて、凱旋門とエッフェル塔を見に行きました。
せっかくフランスにきたのだから、どうしてもこれだけは見ておきたい!と思いまして。
社長:
熱があっても、凱旋門とエッフェル塔だけは譲れないと(笑)
寺尾:
体力もつけないといけない!と思い、ご飯もしっかり食べました。
生ハムがすごくおいしくて、たくさん食べちゃいました。
寺尾:
結果、祈りも通じて(笑)
イタリアに入る時にはすっかり元気になっていました。
社長:
いろいろハプニングがあっても、本番にはしっかり間に合っているところが寺尾くんらしいね。
寺尾:
ええ。
でもあの…実は、この後にさらなる事件が待ち受けていたんです…
社長:
フランスでは風邪も治って準備万端!のはずなのに、さらに起きた大事件とは?
寺尾:
実は、フランスからイタリアに飛行機で移動で、展示会の荷物をひとつロストしてしまいまして…
社長:
おお… それは焦るねー!
寺尾:
本当に重要なものは入っていなかったんですけれども、ないと困るものばかりだったので、真っ青になりました。
翌日、荷物は無事に戻ってきたんですけれども、ロスト時のスタッフのみなさんの対応がすごくて、さすが場数を踏んでいるだけあるなあ、と感動しました。
社長:
僕も1月のイタリア記で話したように、ほんとにヨーロッパのトランジットではよくロストバゲージするんだよなあ。
こちらがどんなに慎重に行動していても、起こりうる事件だから。
寺尾:
淳さんや李(リー)さんが空港の人と交渉している姿が、すごく熱量があって肝も据わっていて。
これくらいのトラブルはもう想定内ぐらいです!というくらいに凛と対応されていて、単純に、かっこいいなあ、と思いました。
もちろん、海外に慣れてるというのもあるのでしょうが、こんなことではへこたれない精神、というものを感じました。
社長:
みんな海外でいろんな経験を積んでいるからね。
寺尾:
はい。もう改めて、丸安毛糸すげえ!と思いました。
社長:
では、さまざまなハプニングを乗り越えて、実際に展示会が始まってからの様子を聞かせてもらおうかな。
最初の印象はどうだった?
寺尾:
とにかくゴージャス感に圧倒されました!
非日常というか、こんな世界があるんだ…と感動しました。
寺尾:
ディオールやバーバリー、シャネルなどの高級ブランドも、うちのブースにいらっしゃって、実際に取引をしている光景を見て、こういうお付き合いがある丸安毛糸はやっぱりすごい!と改めて感じました。
日本でも、日報などで様子は知っていましたが、実際に見た光景はもう圧巻でした。
社長:
そうだよね。日本で展示会の様子は知っていても、実際にPitti Filati(ピッティ・フィラーティ)で一流ブランドの人と接するのは特別な体験だよね。
寺尾:
片野さんや、李さん、汪(ワン)さんが対応されている姿に、丸安毛糸として誇らしく思いました。
社長:
「丸安毛糸すげえ!」と思うことの連発だね(笑)
社長:
初日は、寺尾くんとしてはどんなことをやっていたの?
寺尾:
みなさんは、先ほどお話したような有名ブランドの方々や、もともとアポイントのあった方々との商談があって、すごく忙しかったのですが。
そこに自分も入ると、スタッフでお客様を囲むような形になってしまうので、それだとお客様にプレッシャーをかけてしまうかな、と感じたんです。
ですから自分はブースの前に立って、前を通る方々に声かけして空いているデスクにお通ししようと思っていたのですが…。
なかなか勇気がでなくて、言葉をかけても全然うまくいかなくて。
ぼさっと立っているだけに見えてしまうこともたくさんあって、このままで大丈夫かな、と不安になっている時に、
淳さんから「もうちょっと頑張っていこう」と声をかけていただきました。
社長:
英語には自信があったけれど、実際に声をかけてお客様をゲットするのは難しかったと。
寺尾:
はい。口から言葉は出てくるのですが、なかなかお客様に立ち止まってもらえませんでした。
目の前を通り過ぎる人に対して、ちょっとでもブースを見ていってほしいと思ってやっていたのですが。
社長:
それはやはり、アパレルで販売員の経験があったからこそ、道行く人に声かけをしてみよう、と思えたのかな?
寺尾:
そうですね。販売員をやっていたので、声かけなら海外でもできると思ったんです。
いろいろ試行錯誤しながら、いま自分のできることをやろう、と思っていました。
ですが、最初のうちはなかなかうまくいきませんでした…。
社長:
海外に行きたい!という夢も叶って挑んだ現場だったわけだけれども、実際に思ったようにうまくいかないとへこんだりするの?
寺尾:
いえ、へこみはしませんでした。
ちょっとうまくできなかったなぁとか、いやもっと勇気出して話せるな、とか考えはしましたが、明日は頑張ろう!みたいな感じでした。
とにかく楽観的なので(笑)
社長:
さすが!(笑)
寺尾:
でも、淳さんからはたくさんダメだしをもらいました。
「もっと周りに目を配ってやれることを考える」とか。
ぼさっと立っているように見えている、というのも淳さんからの指摘で気付きました。
よし!2日目はやるぞ!と意気込んでいました。
社長:
初日はいろいろダメだしされて、反省もたくさんあったということだったけれども、それを踏まえて2日目はどう挑んだの?
寺尾:
初日に「ぼさっと立っているように見えた」とフィードバックいただいたので、もっと周りに目を配って、チームワークを意識していこうと思いました。
ちょっとでも興味ありそうな方にはすぐに話しかけるとか、喋り方ももっとハキハキ喋るとか、アドバイスを踏まえていろいろ工夫して取り組みました。
社長:
2日目はお客様も一番多かったでしょ?
寺尾:
もう本当に多かったです。9時から17時まで予約でいっぱいでした。
前日と違ってフリーな時間がほぼゼロだったので、ずっと集中して、ここのテーブルはちょっと人が足りなさそうだな、とかいろいろ目を配って、がむしゃらにやっていました。
社長:
だいぶ周りが見えるようになったんだね。
自分でプレゼンはできたの?
寺尾:
はい。新規のお客様や興味を持ってくださった方に、プレゼンさせていただきました。
でもやはり、他のスタッフのみなさんとの差は歴然と感じました。
英語が得意と言っても、片野さんや李(リー)さんほど堪能ではないので。
みなさんのプレゼンを見ていて、自分の実力不足を実感し、悔しいなあ、と思っていました。
社長:
そんな寺尾くんに対して、みんなはどんな感じだった?
寺尾:
もうすごく優しかったです!
みなさん忙しいのに、僕にも気を配ってくださって。
本当にテキパキと動いていらっしゃいました。
淳さんがこっちでプレゼンして、片野さんはこっちで他の対応をして、今ここにフォローが必要だ、という時は誰かがすっと入って、お互いに助け合うみたいなチームワークがすごく良くて感動しました。
社長:
うちのチームワークは抜群なんだよ。
僕も1月の展示会で改めて感心した。
寺尾:
メインでプレゼンする人の横で、すっと最適な編地を提案したり、終わったらすぐに片づけたり。
他のブースでは、ここまでスムーズではなかったと思います。
社長:
そういえば、なんか他の国の人に褒めてもらったんだって?
寺尾:
はい!
ニューヨークの方に「ナイス!チームワーク」と褒めてもらいました!
社長:
そりゃすごく嬉しいね(笑)
日本から世界に行くと、どうしても「チャレンジ!」みたいな要素が強いイメージだけれども、問題なく対等にできているよね。
寺尾:
僕個人は最初というのもあって、チャレンジではあったんですけども、丸安毛糸としては、世界と対等に自信とプライドをもってやっていると感じました。
社長:
僕は海外にいた時期があるし、外国人に対しても臆しているわけではないのだけれども。
でも、やはり欧米に行くと、戦闘モードになる感覚はあるんだよね。
スイッチが入って「絶対に負けないぞ!」みたいな。
世界の中ではちっぽけな会社だから…なんて思っていたら絶対勝てないから、プライドを持って挑まないと駄目。
だからこそ、若い人にはなるべく海外で経験をさせたいっていうのがずっとあるんだよね。
寺尾:
ありがとうございます。
社長:
ヨーロッパだと、お客様から環境問題についても聞かれるでしょ?
寺尾:
そうですね。
環境に配慮した素材のことなど、あらゆる角度から質問が飛んでいました。
御社はこれからどう向き合っていくんですか?みたいな。
どんな質問にも片野さんをはじめ、みなさんしっかり準備されていて、さすがだなあと思いました。
一方、淳さんはラフな感じでお客様を笑わせるとか、ご自身のキャラクターを活かした対応をしていて、そのへんの自然な役割分担も上手だな、と感心していました。
社長:
それぞれの個性でちゃんとキャラクターがあって、それを抜群のチームワークで発揮できているからこそ、展示会がスムーズに繰り広げられているんだよね。
社長:
実は初日が終わった段階で、淳に寺尾くんのことを聞いてみたんだよね。
「どうだった?」と。
そしたら「寺尾はもっと周りを見ないとダメだし、もっと動かないとダメだ」と。
現場で呼び出して、結構強めにいろいろ注意したと言っていた。
そうしたら、2日目はそれを踏まえてよくなったんだよ、と感心していたよ。
寺尾:
ありがとうございます。
できなかったことが多くて悔しかったんですが、いろいろ指摘していただいたことが、とても勉強になりました。
社長:
「悔しい」という気持ちはすごく大切だよ。
失敗したっていいんだから。
準備不足だって、次回から気を付ければいい。
大事なことは、経験から学び、次は自分は何ができるかを考えること。
今回の寺尾くんは、指摘された部分をちゃんと改良して、手ごたえのある2日目になったわけだね。
寺尾:
はい!
しっかり反省して、次に活かすことができたのではないかと思っています!
ニューヨーカーに「ナイス!チームワーク」と褒めてもらった一同で、記念写真を撮りました。
社長:
最終日の3日目はどうだったかな?
寺尾:
3日目は、初日と2日目の間くらいの忙しさでした。
お客様にプレゼンもできたし、他のスタッフの動きに目を配る余裕も少し出てきました。
社長:
だいぶ視野も広がってきたんだね。
寺尾:
お客様に話しかける時も、こういう言い回しがいいのかな、とか変に考え過ぎるよりも、まずはちょっとでも話しかけるように心がけました。
社長:
何かをつかめた感覚はあった?
寺尾:
声をかけた何人かの方に興味を持っていただき、ブースでご説明するところまで進められました。
そして、ブースに来てくださった方に、「接客されています!」というプレッシャーを感じさせないように、丸安毛糸の良さを、さっと感じてもらえるよう意識して接客しました。
社長:
積極的に声かけを続けているうちに、ブースの中まで来て説明を聞いてくださる方が増えていったんだね。
寺尾:
いろいろ迷わず悩わずに、声かけする中で、「ちゃんと接客ができた」と実感できる手ごたえが生まれてきました。
社長:
がんばったんだね。おつかれさま。
それでは3日間の展示会で寺尾くんが学んだこと、反省点などを聞かせてください。
寺尾:
お客様に「丸安毛糸ならでは」という点を伝え切れなかった、というのが反省点です。
この糸とこの糸を掛け合わせたら、こんなに面白いことできますとか、こういう編み方をしたら、こんな風になって面白いですよとか、ニットの面白さを伝えるところまでは、充分に伝えられなかったので、それが反省であり次回の課題だと思いました。
社長:
なるほど。
糸の紹介だけになってしまって、その一歩先まではたどり着けなかった、ということかな。
寺尾:
そうですね。
丸安毛糸として、「私たちはこういう提案もできます」ということを伝え切れていなかったのは反省点だったと思っています。
日本に帰ってきてから、日本語で説明する際も、そこを意識するようになりました。
社長:
イタリアでの体験が、帰国してからもしっかり活きてるんだね。
社長:
反省もたくさん聞かせてもらったから、イタリアの美味しかった食べ物なども教えてもらおうかな。
寺尾:
最終日に、みなさんが毎回行っているティーボーンステーキのお店に連れていってもらいまして、そこで食べた『タルタル』が、もう最高に美味しかったです!
27年生きてきて、
こんな美味いものがあったんだ!!
と、もう感激でした!
社長:
タルタル美味しいよねぇ♪
寺尾:
イタリアで食べたティーボーンステーキも、パスタも最高だったんですが、タルタルはちょっと別格でした!
日本で食べるタルタルソースを想像していたんですが、生肉が出てきて最初はびっくりしたんですが、食べてみたら…人生最高の衝撃と感動でした!
社長:
タルタルでそこまで喜んでくれるなら、連れて行った甲斐があったというもんだね。ジェラートはどうだった?
寺尾:
ジェラートも美味しかったです!
コンビニみたいな感じで、そこら中にジェラート屋さんがあって驚きました。
社長:
でも一番は、タルタルだと(笑)
寺尾:
はい。タルタルです(笑)
社長:
さあ。それではイタリア出張の総括を聞かせてください。
寺尾:
たくさんの海外の方々と接することで、改めて、
「丸安毛糸の提案するものって何なんだろう?」
ということをすごく考えました。
丸安毛糸だからこその魅力を、今の自分がちゃんと理解してるのか?
そしてちゃんと伝えられているのか?
ということを何度も自問自答しました。
伝え方でも失敗をたくさんしましたが、語学のスペック以上に熱量をもって伝えることが大事だとか、いろいろ勉強になりました。
社長:
失敗したっていいんだよ。
そういう気付きがあることが大切だからね。
寺尾:
あとは、スケールの大きさに圧倒されました。
海外に行って一流のものに接することは、自分の中のアップデートになると思いました。
井の中の蛙にならないためにも、実際に経験することが大切だと実感しています。
学生のときから海外と繋がりたいと思い続けていましたが、こうして実現して改めてたくさんの学びを得ました。
社長:
若い人はたくさん経験すべきだと思うんだよ。
寺尾くんは一度は退職を考えたくらい悩んだ時期があったけれども、そこを乗り越えてここまで来て、
さらに次のステップに行くためには、とにかく経験を重ねて欲しい。
そして忘れて欲しくないのは、海外出張はご褒美旅行ではない、ということ。
行きたい人にはどんどん行って欲しいし、寺尾くんも自分から「こういうことをやってきたので、また行かせてください!」とアピールして欲しいな。
寺尾:
はい!
お客様に素材を提案した際に、喜んでもらう、楽しんでもらう、感動してもらう、そんなことにも取り組んでいきたいと思っています。
社長:
今回は海外出張おつかれさま。今後の寺尾くんに期待しています!
あと今回の教訓は、冷房のかけ過ぎに注意だね(笑)
(終わりです。最後までお読みいただきありがとうございました)
今回の記事はいかがでしたか。あるがままの私たちを知ってもらえれば幸いです。
丸安毛糸は『世界中のニットを愛する人たちが集う会社』です。私たちは、ニットを愛し、新たな挑戦に立ち向かい、未来を切り拓いていく仲間を募集しています。
会社説明会開催情報や募集要項、エントリー方法など、採用情報ページでご確認ください。