世界一のシルクモヘア

でもね、実は、テーマを変えて、毎月やっています。（笑）

密にならないよう、完全アポイント制でじっくり商談。

かつては、ワイワイガヤガヤ、楽しい展示会を行ってきましたが、この最中では、じっくり型がいいですね。

 

何故なら、今お客様が一番求めているのは情報だからです。

世界中の店頭も芳しくなく、海外へのリサーチも行けない状況下では、展示会に来られて、情報収集することが目的と言ってもいい。

 

私たちは世界中のお客様から情報が集まります。

私たちにとっても、その情報と展示会にお越しになるお客様からのお話を合わせて、更に次の素材や
製品開発を行なっていきたいですね。

３日間の予定でしたが、来展希望のお客様が非常に多く、来週も引き続き行います。

世界は今もなお日々変化をしています。

それは進む温暖化による地球環境の変化や経済の変化。

そして未だ渦中であるコロナウイルスによる影響。

様々な変化の中、

人々の服に対する要求のあり方や『必要な服』の変化は当然起こり

私たちも衣服の製作に携わる中でこれらの変化を最も重要に捉えています。

『エシカル』　『サスティナブル』　近年特に飛び交うこれらのキーワードは元より

私たちも、年を追うごとに地球環境に配慮した素材の選定　加工技術の開発など

糸の製作にあたり工夫をより凝らすようになりました。

 

そんな中、

本コレクションの製作にあたって一番意識を持ったキーワード　それは更なる質の追及でした。

無駄なもの　不要なものを世に出さない

必要な人に必要なだけ　質の高い最適な服を提供する

服が過剰に市場に供給されていた時代は　遠い昔の話ではありません。

原料がリサイクルであったりエコロジーな製法を用いることも、現代においてはとても重要なことです。

ですがそれでも　必要以上の供給は当然不要です。

 

今回のクリエーションのテーマは、

様々なブランド・デザイナーに今まで愛され利用されてきた糸、いわば定番の 〝隣〟 を作ることでした。

それは、糸の原料選定を一から見直すことに始まり

作成工程や製法の常識の見直しも行いました。

通常とされていた工程に更に工夫を凝らすことで、より繊細で美しい糸の仕上がりを表現し

今まで定番と位置づけの有る糸にまた少しの変化が加わり、

これより後より長く多くの人に大切に愛される糸をお届けします。

世界一のシルクモヘア

今回作成した糸の中での最高峰。

秋冬のヘアリーな素材の代表格、定番といえば、モヘア。

まさにこれは、定番の「隣」です。

 

 

極細のモヘアにシルクをブレンドしました。

もちろん、ただブレンドしただけではなく、モヘアの質、シルクの質、ブレンドの仕方、

ひき方、撚り方、、、どれ一つとっても唯一無二です。

ぜひ、触ってみて下さい。

うっとりします。

誰が決めたわけではありませんが、私たちが決めた世界一のシルクモヘアです。