成功はアート、失敗はサイエンス

こんにちは。

成功はアート、失敗はサイエンス

このコトバは、メガネのOWNDAYS の田中修治社長のFacebookに書かれていた一言。

「成功の条件?そんなもんねーよ、『成功はアート、失敗はサイエンス』。
成功したけりゃまずは失敗しないようにすることだ」

彼流の言い方ですが、もの凄くカッコよく、的を付いていますよね。
しびれます!!(笑)

随分以前に会った時も、田中社長からこんな話を聴きました。

「成功の原因は無限にあるが、失敗の原因は限られている。
だから、俺は徹底して失敗した経営から学び、自分はそれをしないようにしている。」

その時に書いたブログです。2016年7月 もう3年以上前なるんですね。

奥ノ谷塾第2回目のゲスト講師としてお話を聴いた時でした。

自分たちが思っている以上に世の中の変化のスピードは早いですよ。

「勝ちに偶然あり、負けに偶然無し」

そのブログの中でも、 私はこう書きました。

野球の野村元監督の名言があります。

「勝ちに偶然あり、負けに偶然無し。」

偶然勝つことはあるけれど、偶然負けることはない。
と言う意味です。

田中社長の座右の銘かも知れませんね。

ビジネスの成功要因は数えられないくらい多いけれど、失敗(倒産)の原因は
決まっている。
負けの原因をみて、そうならないように一つずつ丁寧に向き合い、潰していく。

「人」に置き換えても、スタッフが会社にいる理由はたくさんあるけれど、
辞める理由は、多くはない。と言われました。

<続きはブログで ⇩ >
自分たちが思っている以上に世の中の変化のスピードは早いですよ。

成功事例が好きな人、失敗事例が好きな人

11月13日の朝の二条先生のメルマガでも、このように書かれています。

【成功事例が好きな人,失敗事例が好きな人】

世の経営者を大きく2つに分けると,
「成功事例が好きな人」と
「失敗事例が好きな人」に分かれると私は思います。かつて二代目社長の時,私は成功事例が大好きな社長でした。
成功している社長の講演会を聞きに行き,成功している社長の本を読みあさっていました。
成功している社長が好きなこと,興味あること,取り組んでいることも真似してみました。
言うことも同じことを意識し,成功している社長みたいになろう!
そんなふうに思って毎日を過ぎしていました。

しかし,あるとき,気づきました。
成功している社長の真似をしても,成功する社長にはなれないことを,です。

そんなの当たり前だよ皆さんは思うでしょう。
しかし,いきなり社長になってしまう後継者は,とにかくロールモデル(お手本)がありません。
何をどうしていいか?わからないのです。
だから,とりあえず成功している社長のことを知り,成功している社長をロールモデルにして経営をしてしまいがちなのです。
そして,あるとき,気づきます。
成功事例ばかり勉強していても,自分の経営には活かせないことを,です。

経営は,社長の性格が色濃く反映する営みです。
成功している社長はその性格だからうまくいっているのです。
違う性格である私たちが真似てもうまくいくわけはありません。
ましてや成功は,時の運や偶然が重なって為し得ていくところもあります。
成功は,なぜ成功したのか?よくわからない。それが成功の本質です。

世の中には失敗事例が好きな人がいます。
どうして失敗したのか?何かが不足していたのか?何が間違っていたのか?どうすれば未然に失敗を防ぐことができたのか?
経営の失敗事例には,必ず失敗を引き起こした原因があります。
その原因が何かを知り,自分の経営においてその原因を発生させないようにすれば,経営はうまくいくはずです。
経営においても失敗は科学することが可能であり,同じ失敗をしないように防ぐことができるのです。

失敗事例が好きな人は,経営の本質をよく知っている人です。
だからこそ失敗事例を知り,自分の襟を正して経営をしていこうとしているのです。
経営に対して誠実であり,深い洞察がそこにはあります。
成功事例が好きな人は,いつでもどこでも表層的であり,いつもふわふわ落ち着きがなく,物事全てにおいて深く読み解いていく力がありません。

成功事例ばかりに囚われていませんか?
成功事例が好きな社長は,経営者としては半人前以下と知らなければいけません。
成功する経営ではなく,失敗しない経営。
それこそが,私たちが求めていく経営の姿ではないでしょうか。

社長・後継者 応援メールマガジン【社長の掟!-今日の教訓-】
二条彪 著  第3151号 19.11.13
発行:(株)国際後継者フォーラム

このメルマガでも、経営においても失敗は科学することが可能であり,同じ失敗をしないように防ぐことができるのです。
と、書かれています。

成功に一喜一憂、驕り慢心にならないこと

つまりね。

上手くいくことは、もちろん一生懸命やったからと言うことが大前提にあるものの、
偶然やその時の運も重要な要素になると言うことです。

だから、成功に一喜一憂、驕り慢心にならないことが大事なんです。

それに、ずっと続く成功の法則なんて言うものは無く、それにそうそう長くは続かない。

だから次々、次の一手を創っていく。

いつになったら安堵する日が来るのか、、、いや、来ませんよね。(笑)

それを楽しんでいくことです。

社内で、「失敗や上手くいかなかったことの検証はしているけど、上手くいったことの検証も必要では?」との声も上がります。

でも、上記の理由を考えると、やはりしっかり分析するのは、上手くいかなかった、失敗したことでしょう。

上手くいったことの分析は、更にモチベーションを高めることには響くと思います。

上手くいったこと、いっていることは、それが陰ってくる時や、上手くいかなくなるまで
ただただひたすら続けることだと思います。

私たちは65年に渡り、多くの成功も多くの失敗も繰り返してきました。

でも、私は振り返るに、私たちは、小さな失敗も含めて、失敗からかなり多くを学んでいるんだと思いますね。

もっともっと失敗を「科学」しないといけないですね。

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