アパレルは成長産業だ!
- 更新日
- 2018.5.20(日) 20:15
- (投稿日 2018.4.15(日))
こんにちは。
衰退するアパレル業界、、、
近年、一般メディアでも悪い業界の筆頭に位置づけられているアパレル業界ですが、、、
実はね、、、
世界的に見るとね、、、
知っていましたか!?
アパレルは成長産業なんですよ!! (笑)
何で、(笑)をつけたかわからないけど ↑ 、これホントの話です。
だから、どんどん新しい業態や新しいアパレルメーカーが生まれています。
でもね、、、
これは残念なことに、我が国のことではありません。
今、世界のアパレル業界の総額売上は、150兆円。
それが、10年後には、270兆円になる。
そう、120兆円も増えるのです。
何でか?
それは人口が増えることと、お金持ちも増えるからです。
では、日本は!?
これは書きたくないけど、今9兆円。
2015年には、8兆円。
言うまでもなく、人口減と高齢者増だからです。
お洋服を最も買うのは、50歳代と言われています。
だから、高齢者が増えてもお洋服は買わない。
アクティブシニア(70歳以上)は、旅行と食事にはお金を使います。
やはりファッションは、若手が担うと言うことなんでしょうね。
そして、大きく二分すると言われています。
ラグジュアリー(ハイブランド、お金持ちが価値を認めて購入するブランド、モノ)市場と、
マスボリューム市場(つまり安価なもの) この二つ。
真ん中は、どか〜んと抜けていく。
もちろん、カテゴリーはもっともっと細かいけれど、つまり中途半端な(値段だけじゃなくてね。)ものは、いらなくなってしまうと言うことです。
真ん中は、シェアリング、レンタル、またリユースに置き換わっていく。
マスボリューム市場では、世界には何でこの値段で売れるの!?と言うブランドがどんどん生まれています。
それはそれを売れる市場に向けて、大量にものを作れるからです。
生産数なんてハンパない。1型100万枚なんてザラ。
日本でそれを作ることが出来るブランドは、超有名なあの会社くらいでしょう。
でもあの会社も、世界に出ると安価では無くなってしまうこの恐ろしさ、、、
周りの国はどんどん成長し、人口が増え、お金持ちになり、このままでは日本は最貧国になっちゃいます。
アパレル業界だけの話じゃないけど。
あんまり書きたくないことばかりなんだけどね、本当は。
事実だけ書いていくと、そんな感じ。
米国が素晴らしい!米国をすべて見習うべき!とは、ならないと思いますが、
逆に米国は、日本のいいところをすべて見習って取り入れた。
しかもそれも、IT技術を使って取り入れたんです。
素晴らしい日本のサービスの原点は、江戸時代の「越後屋」と言われています。
お客様を知り、徹底してお客様のご用聞きをする。
それを米国はデジタル化し、まさに今応用しています。
日本は顧客満足、おもてなしを掲げながら、顧客リストがデジタル化されていなかったり、、、
そう、そのデジタルを作るのは人です。
米国の伸びている会社は、やはり「人」を育てることに注視している。
AIの時代は確実に来ますが、私たちはどうしたらいいのでしょうか?
AIには出来ない、人間にしか出来ないことがあります。
「正解」を導き出すのは、そもそも人間だからです。
私たちが今、すぐに出来ることは、、、
古い技術に着目すること。
日本の製造業の強さは、モノ作りもさることながら、「サービス力」。
経験者が、お客様の意見を組み入れそれを活かす技術だそうです。
それをIT化していかないと、無くなってしまう、、、
だから、
書類やノウハウをデジタル化すること。
何故なら、AI君はアナログは読み取れないからです。(笑)
AIを心配するなら、自分たちの書類をデジタル化していくこと。
これが今出来る準備だそうですよ。
世界のアパレル産業は成長産業!
急速なAIとグローバル化で国境が無くなります。
越境ECはますます増えます。(もちろん逆に日本からだって世界中のものが買えます。)
SNSはますます重要になります。
日本の生地は評価されている。
3200億円も世界に輸出されています。 最終製品はかなり少ない、、、
さてどうしましょうか、、、
日本は多くの、こだわりの弊害、チャレンジの弊害があるそうです。
整わないとやらない、やれない。
決めるまで時間がかかり過ぎる、、、
他国はとにかく早い。
やりながら、行動しながら、修正していけばいいと考えて、
まずはやり始めるからです。
やはり、トライ&エラーの繰り返し。
この数しかないですね。
そう思って、やります。
だって、私たちアパレルは成長産業なんですから!!
上記書いたことは、私4月13日、14日に繊研新聞さんが会員向けに
毎年開催する「箱根トップセミナー」に参加し、ご登壇した講師の先生方や、
夜遅くまで分科会で語り合った、日本のアパレル業界の皆様とのお話の、
極々一部です。