MARUYASU NEWS
丸安毛糸株式会社 65周年を迎えました。
- 更新日
- 2020.7.6(月) 13:33
- (投稿日 2020.7.6(月))
こんにちは。
代表取締役3代目社長、岡崎博之です。
本日、7月6日、弊社はお陰様で65周年を迎えることが出来ました。
家族、社員、仕入先、お客様、、、本当に数え切れないほど沢山の方々のご支援の賜物と改めて心よりお礼申し上げます。
とにかくニットが大好きで仕方がない私たちは、ますます「世界中のデザイナーに、ニットを作る楽しさ、嬉しさ、感動を伝え続ける」ことに全力を注いでまいります。
今後とも、変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
1955年(昭和30年)7月6日
私たち、丸安毛糸株式会社は誕生しました。
先代の父親が大学を卒業したのを機に、祖父と父親が設立した会社です。
当時は、大手の糸屋さんがたくさんあったので、糸の会社としては後発でした。
でもあれから65年経った今、その大手はすべて無くなっています。
3代目社長
私は、40歳になる年の5月20日に、先代から引き継ぎ、3代目の社長になりました。
今から17年前になります。
なぜ5月20日にこだわったかと言うと、すでに他界していましたが祖父の生誕100歳のお誕生日だったからです。
私は、おじいちゃん子でとっても可愛がってもらいました。
祖父100歳、父70歳、私40歳、そして偶然にも私の長男10歳、、、と我が家はちょうど30歳ずつの間隔なんです。
そして、今年4月1日にはその長男の淳(26歳)が入社しました。
50周年の時
私が社長になってまだ2年を過ぎた時、50周年を迎えました。
無我夢中でやっていましたが、全く思うようには行かず、また「思うよう」とは何なのかもわからず、ただただ、売上と利益だけを追っていました。
でも、そんな思いとは逆に、業績はかなり厳しかった、、、
第2創業期だ! 私たちはこれからだ!!
声高に、気合いを入れるも、すべてが空回りしていた、そんな50周年でした。
あれから、15年
あれから、15年。
会社は、随分変わりました。
何が変わったかと言うと、、、
まず、一番大きかったのは、私が「覚悟」を決めた事でしょう。
最後の1社になってもやる。
海外の生産が増え、国内の工場などもどんどん減る中で、私は辞めないことを
決めました。
二つ目は、「思うよう」が何かを決めた事です。
私たちは、どんな会社になりたいのか。
私たちは、何をして世の中のお役に立てるのか。
私たちの価値ってなんだろう。
それが私たちの「使命」です。
<私たちの使命>
ニットを作る、楽しさ、嬉しさ、そして感動を伝え続ける
この使命を、カタチにしてきました。
私たちは、モノ(糸とニット製品)を売っているのではない。
モノと考えると、価格競争になります。
お客様は、ただモノが欲しいわけではないんです。
では、何が欲しいのか、、、お客様が喜ぶことを、みんなで次々にやってみたんです。
こうして、15年の間、決めたことを、とにかく一つずつ、スタッフ皆んなで、
お客様が喜ぶことにかえて、行動してきました。
大きく変化したのは、「みんなで一緒」にやる。と言うことが出来た事でしょう。
Love Knit
Love Knit これは、5年前、60周年の時に掲げたことです。
ニットを大事に大切にしていこう。
丁寧に楽しく作り、消費者のみなさんにも愛着を持っていただく。
そして、私たちは、もっと楽しいニット業界にしていきたい。もっと皆んなで一緒に楽しみたい。楽しいところに人は集まります。
ニットが大好きな人たちが集まり、ワイワイガヤガヤ、楽しいニットを作って行きたい。
そんな「発信」をブログやSNSでもどんどん伝えていきたい、、、
世界中のデザイナーに向けて
そして、5年経ち65周年を迎えた今日、さらにその先を皆んなで目指したいと思っています。
世界中の人たちとも、同じように楽しく作って、繋がっていきたい、、、
私たちの使命の頭に、「世界中のデザイナーに」を付けました。
65周年記念プロジェクト
65周年記念プロジェクトとして、ホームページが新しくなりました!
プロジェクト委員会を立ち上げて、構想、構成に1年以上かけ皆んなで作り上げました。
私たちは、10年に渡り、ブログやSNSを通じて情報発信を続け、現在月に35万のアクセスがあります。
それを、新たに「ニットマガジン」などわかりやすくし、また新たなカテゴリーも多く追加しました。
丸安毛糸ヒストリーも、「丸安毛糸物語」として、私の言葉で加筆しました。
ブランディングとしても、大きく変わっています。
沢山の新機能を加え、わかりやすさにも徹底的こだわった、自慢のホームページが完成しました。
まさに、今日から私たちが目指していくことをカタチにしたホームページです。
本日、この日に公開出来たこと、スタッフの皆さんと製造に関わっていただいた方々に深く感謝いたします。
100周年を目指します
今日の65周年は、私自身感慨深いものがあります。
コロナ禍において、皆んなが健康で迎えられたこと、大変嬉しく思います。
そんな中で、ますます新しいことを取り入れ、挑戦していくことへの嬉しさ、楽しさ。
そして次世代の皆んなへの期待感も更に膨らみます。
私たちは、みんなで一緒に100周年を目指します。
私は、信頼できるスタッフに囲まれ本当に幸せものだと思います。
これからもずっとずっと、大好きな糸、大好きなニットを作り続けていきたい。
そう、「続」は、「糸」を「売」と書くのですから。
丸安毛糸株式会社 3代目 社長 岡崎博之