会社の業績が落ちた時に絶対にやらなければいけないこと

こんにちは。

2019年、奥ノ谷塾がスタートしました。

前回の坪田さんとの集合社員

その第1回は、昨年もご登壇いただいた、坪田信貴さん。

毎日講演依頼が3軒のペースで入るそう。 奥ノ谷塾が最初に!嬉しいですね。


坪田塾 塾長であり、「ビリギャル」著者。
吉本興業株式会社の社外取締役などなど、本当にマルチにご活躍している凄い方です。

そんな、なかなか、そうそう、いや絶対にお会いできない坪田さんが、
私たち奥ノ谷塾生12名の為に、昨年に続いて早くも2回目。

前回よりさらにバージョンアップした圧倒的な内容で、それもぶっ通しで3時間、たっぷりお話していただきました。

途中で何度も質問を受けてくれたり、、、それはそれはオーダーメイドのプライベートな
勉強会。

最後は懇親会の、おたる政寿司銀座 までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

奥ノ谷塾メンバーでもある、おたる政寿司3代目の握りっす! いつもありがとう。

場所は引っ越しされたばかりの、メガネのOWNDAYSさんの本社

天王州アイル、高層ビルのミーティングルームです。

こんな環境で働きたいな〜って思うほど贅沢で自由な空間と、とってもいい香りが漂っていました。

社長の思いと社風がカタチになっているんですね。

この日、早速奥ノ谷塾メンバーのパーカーが届いた。 私のは『KNITHERO』だよ。

会社の業績が悪くなった時

3時間のお話のこと、全て書きたいのですが、今日のブログでは私が途中で坪田さんに質問をしたこと、そしてそれに関わってフィードバックがあったことに、大きな気づきがあったので、そのことを書こうと思います。

坪田さんは、企業の再生のお手伝いも沢山してきたそうです。

そして、こんな質問を投げかけられました。

「業績が悪くなった場合、皆さんどうされますか? 隣の方と話し合ってください。
では、どうぞ。」

私たちの答えは、

不採算部門をやめる、、、
選択と集中、、、などなど

その時のお話の中で、こう言われました。

「この会社の『目的』って何ですか?」

業績が悪い会社にいき、社員にこの質問をすると、ほとんどの人が答えられない。
または、答えがバラバラだそう、、、

再生の第一歩は、この「目的」を一致させること。

トイレで社員にばったり会って、「うちの目的は?」と聞いても即答出来るようになるくらい
徹底する。

第一歩どころか、何社も再生してきた中で、これを一致させることが一番大事であり、一番の近道。

驚くほど業績は回復する。

売上と利益を追うことではない!?

その時私がした質問は、

「業績を回復しようと、短期的にもますます売上と利益をあげようと数字に対して必死になっている時、『目的』に戻ることは、違和感にならないだろうか。それで一致団結出来るのか。」

と言うことでした。

例えば、私たちは理念と使命を大事にしてきました。

私たちの目的は、この使命。

「ニットを作る楽しさ、嬉しさ、そして感動を伝え続ける」

こと。

アパレルのデザイナーさん、ニットに関わる人たちに、作る楽しさを伝えていくことです。
お客様と私たち、みんなで一緒に、楽しいニットを作ること。

この『目的』をどうカタチにしていくか。

糸やニットの知識の発信やセミナー開催などなど、、、モノを売ることでなく、ニットを大事に大切にしていくこと。

私の質問に対しての坪田さんの答えは、

「悪い時に、『目的』を見失うと言うことは、まだまだその『目的』が浸透していないと言うことではないでしょうか。」

つまり、とことんやる!と言うことです。

会社の業績が落ちた時に絶対にやらなければいけないこと

それは、会社の『目的』を再度明確にすることなんです。

私たちの目的は?
私たちはどうありたいか?
私たちはどうしていきたいか?

会社を人間に例えると、、、

坪田さんの答えを聞いていた、今回オブザーバーで参加されていた、Dr.ストレッチを運営するフュービックの黒川社長がこう発言されました。

「部門や会社の業績がおかしくなった時、それは人間の体と同じことだと思うのです。
だから、会社を人間に例えて、それがどれに当てはまるか、そしてそこから解決策を探るとわかりやすいし、必ず明確に答えが出ます。」

その事業は、

寿命か
事故か
病気か

寿命とは、業態自体が寿命で、もう何をやっても策が全くないこと。
例えば、レンタルビデオ屋さん。この場合はもう辞めるしかない。

事故とは、急に回収不能になるとか、不良債権が発生したとか。
その場合は、事故なので、出血を止めないといけない。
早く出血を止めるように、お金がなるべく出ないよう、カットすることを徹底的に行う。

病気、、、病気は急にかかることもあるし、遺伝ももちろんですが、大抵は生活習慣が原因です。
血液ドロドロであれば、どうするのか。癌であれば切除するのか。

とてもわかりやすい解説でした。

また、

売上が落ちていくことは、「お客様」との関係や売り方などが原因ですが、
もし、売上は増えていて、利益がよくない場合は、大抵が「社内」の問題。
社内のことが解決してくると、必ず利益は出てきます!

様々な経験をして、それを立て直してきた社長だからこそのお話に、感激しました。
黒川社長、ありがとうございました。

奥ノ谷塾の「目的」

翌日の坪田さんのFacebookの投稿をそのまま引用します。

今日は、朝9時から吉本で会議をした後に、何件か金融機関との打ち合わせをして、某局との出演の打ち合わせをした後に、

天王洲にあるOWNDAYS(破天荒フェニックスの会社)というメガネ屋さんの本社に行って、

短パン社長こと奥ノ谷さん主催の経営塾に講師をしてきました。

⬆︎情報が多い 笑

相変わらず、序盤の1時間で奥ノ谷さんが塾の目的などを話し、その後、塾生一人一人の自己紹介を聞き、そこから3時間に渡って講義をさせていただきました。

個人的には、この「塾の目的を熱く語る奥ノ谷さん」にめちゃくちゃ共感するんですよね。

結局、僕らは何か目先の利益のために行動しているのではなく、崇高な目的のために短期的なことを楽しみながらやっている。だけど、得てして、目的とは違う行動をとったりするので、毎日のように再確認をすることがリーダーの役割だと思うのです。

なんというか、「作業だけ」なら、どんなに複雑なことでも行動を適切にプログラムしたロボットの方が圧倒的に優れていますからね。

何を目的として行動するのかを自律的に思考し、相手を思いやりながら作業することで、関係性を築いていけるのが人間であるので、その「目的」を常に意識する習慣をつけたいものです。

今回は、受講生がみんな儲かっている会社の社長さんのみ。というわけで、完全に経営者向けの内容。

正直、楽しいですよね。

経営者という職業を選択している以上、「最低限」めちゃくちゃ儲かっていないとなんの説得力もないんです。

逆に、「最低限」全然儲かっていないのに、崇高な理念やノウハウを述べたところで、上滑りする。実際、多くの人にはそれは分からなくても、経営者がみたら、一発で分かる。ここが面白いところだし、怖いところでもあります。

受験生である以上、めっちゃ勉強してないし成績も悪いのに、「効率の良い勉強法を語る」みたいなものです。

その「最低限」めっちゃ儲かっている、しかも選抜された経営者の方々を前に講義をするというのはある意味かなりのプレッシャー。

そして面白いなぁと思うのは、結局、めっちゃ儲かっている経営者って、みんな理念を持っているし、芯が通っているし、話も、人としてとても魅力的なんです。

前回の奥ノ谷塾に講師として参加させてもらった時も思いましたが、みんな一所懸命に努力して、みんなを楽しませよう、そしてそれが自分の楽しみですという人たちばかり。

僕も頑張ろうと思いました。

Dr.ストレッチの黒川社長もいらっしゃって、「ずっと会いたかった」と仰っていたのですが、その真摯な態度と姿勢を若輩の人間に対しても持てるって流石だなぁと感心しました。

終わって、お寿司を奢って貰ったのですが、僕のお代を賭けて参加者のみなさん全員で勝負。

大盛り上がりだした。

最後、OWNDAYSの田中社長が残るも、ギリギリで回避。さすがは破天荒フェニックスでした。

楽しい一日だった。明日も頑張ろう!

 

前回ご登壇いただいた時も、毎回 奥ノ谷塾の「目的」を話すことに、

「色々な場所で話を聞く機会が多いですが、「目的」を毎回話し共有するところはほとんどない。これが一番大事なのに。」

そんなコメントをいただいていました。

「会社の業績が落ちた時に絶対にやらなければいけないこと」

昨年10月に出た新刊。 どんな立場でも応用できるヒント満載。オススメです!

この題名で書いてきましたが、どの場面でも「目的」を忘れてはならない。
坪田さん、短パン社長、黒川社長、田中社長、奥ノ谷塾の皆さん、ありがとうございました!!
馬場さん、お寿司食べながらの質問ぜめ、聞いてくれてありがとね。

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