何でこんな小さな会社に人が集まるのか

こんにちは。

来年度の新卒新入社員の就職活動が真っ盛りですね。
今年は売り手市場とか!?
よくわかりませんが、私たちにはあまりカンケーがないことかな〜。

私たちも、ほぼ毎年、新卒採用を行っていますが、新卒がいい、とか新卒じゃなきゃダメ、とかそう言うことじゃなくて、その年、その時に一番会社の力になってくれるスタッフを募集して、私たちの仲間になってもらっています。

ただ、新卒から採用して12年目のスタッフから順次育ち、会社の中心になっている現状を振り返ると、「新卒を採用して育てることが出来る会社」になったんだ〜と思うのです。

そう、新卒を採用して、皆んなで育てることが出来る会社を目指そう!と決めた12年前。

今それが実っていると言う嬉しい実感もありますね。

 

しかしながら、中小企業の人不足は、深刻です。

人がいない、人が足りない、、、
募集しても人が来ない、、、
広告を出しても全く反応がない、、、
中途の社員募集も、新卒の社員募集も、、、

中小企業のこんな悩みを多く聞きます。

「丸安さんも、タイヘンでしょ〜!!??」

当たり前のように、いつもそう聞かれるのですが、、、

実は、私たちは、こんな小さな会社だけど、会社説明会を開催すると、1回20名弱の方が
集まってくれます。

また、採用サイトには、年間を通じて応募があります。

それも、外部の就職支援会社、広告会社を頼ることなく、自社のホームページの採用ページ
のみ、からなんです!

これを話すると、皆さんかなり驚かれます。

本当にありがたいことです。

何で!?

はい、その 何で!? を考えてみました。(笑)

わかりやすい会社です

私たちは、セーター用の糸とセーターに特化して企画製造販売をしている会社。
「ニットのプロ集団」です。

主な仕事は、アパレルメーカーさんにそれを売るB to Bの商売ですが、
それを軸に、自社ブランドで海外の展示会に出たり、今年から糸も含めて「世界に通用する会社」を目指して、海外進出を強めていく、、、

何をやっている会社か、何を目指しているのか、わかりやすい。
衣食住、「衣」に関わっているから、親しみやすい。

だから、自分のやりたいことと照らし合わせやすい、、、

だと思います。

もっとニットを勉強したい!ニットが好き!モノ作りが好き!海外に挑戦したい!
でも決して、ファッションの学校出身者だけが応募してくるわけではありません。
一般の大学生も、たくさん来ますよ。

あなたの会社は、わかりやすいですか?と言うことです。

「ウチの会社は特殊で、説明が難しい、、、」

でもね、私が思うにどの会社も皆んな、特殊なんですよ。(笑)
それを、誰にでもわかるように、かなり噛み砕いていかないと、結局誰にも理解されないのです。

発信がかなり多い会社です

ホームページをみていただくとわかるように、私たちは毎日スタッフがブログを書いています。

丸安毛糸株式会社オフィシャルサイト

だから、一般的は会社のホームページの、What’s Newが、ブログに相当します。
だって、毎日書いているんですから。(笑)
毎日ホームページにアクセスしても、違う顔が見えます。

8年前から、私たちは「メディア化」を進めてきました。
「ニットのWikipedia」を目指して、お客様やニットが好きな人に、またニットを好きになってもらうように、モノではなく情報を発信してきました。

メルマガからはじめ、ニュースレター、そしてブログ、facebook、、、
今では、必ず月に15万件以上のアクセスがあるんですよ!

「ニット好きですよね〜。ピッタリの会社が社員募集しているよ。」
そんな口コミからも、応募があります。

あなたの会社は、発信をしていますか?と言うことです。

全く更新されないホームページなど、、、では、飽きられてしまいます。
最初の選択肢から外れてしまうのです。

全部を隠さず見せる会社です

採用サイトを見て下さい。

丸安毛糸株式会社 リクルートサイト

「ニットのような人 募集」 

ニットのような人って、どんな人??(笑)

社員募集ページもサイトも、会社説明会も、俗にいう「人事部」が行っていません。

と言うのは、私たちは、社員を募集と言う感覚とはちょっと違っていて、

「一緒に働く『仲間』を募集」

と言う感覚が強い。

だから、採用に関してのことは、特に若いスタッフが皆んなで行っています。
説明会の段取り、説明会運営、また最初の面接も、、、全部やります。

何でも質問して下さい。
良いことも、楽しいことも、辛いことも、包み隠さずお話しますよ。

会社説明会でも、2年目のスタッフが話をするし、前回は入社3ヶ月のスタッフも話をしました。

 

あなたの会社では、募集要項だけではないですか?と言うことです。

労働条件、お給料、福利厚生、、、それだけを載せたホームページでは何も伝わらないと思うのです。

最後はインターンをしてから決めます

採用する際、最終面談は、インターンをしていただきます。

新卒の場合は、最低でも1週間。
中途の場合でも、数日間。

これを条件にしています。
インターンは無理、、、と言う方は、残念ながらお断りしてしまいます。

思っていた雰囲気と違う、想像していた業務と違う、、、
私たちからしても、面談の時と何か違う、作業をしてもらったら違和感がある、、、

そう、入社してからのお互いのアンマッチを防ぐためです。

実際にインターンをしてもらい、お互いに「違いますね、、、」と言うことで、合意のもと
来ていただかなかったケースもありますよ。

第一印象と違わない

世の中、たくさんの会社があります。

どの会社も、社風があり、独自の文化があります。

私たちの会社、私たちのやっていることは、正しいとか間違えているとかじゃなくて、あくまで「丸安流」。
これに合うか、合わないかは、本人が決めることです。

今、最初のコンタクトはホームページでしょう。
ホームページを見て、「何か面白そう、、、」と言う方が、説明会に来てくれます。
そして、面接、インターンを経て、私たちの仲間入りをしていただきます。

私は、入社してちょっと経った時、こう聞きます。

「第一印象と、何か違った?(笑)」

そうすると、

「いえ、思っていた通りでよかったです。」

そう言われた時、あ、伝わっているんだな。と思うのです。

大事なのはここだと思います。

エクスマ的に表現すると、

たくさんの会社がある中で、どこで働いてもいい、またどこで働かなくていい
と言う選択肢がありながら、なぜあなたの会社で働かなくてはならないのか?

私たちは、小さな会社ですが、こうしたことで人は集まっています。

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