日本一のセーターの産地は新潟です
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早く美味しい新米のコシヒカリが食べたいな〜。
車窓からそんな思いを胸に、新潟へ。
こんにちは。
もちろん稲刈りに行ったわけではなく、私たち丸安毛糸の素材の展示会を開催していました。
日本一のセーターの産地と言えば、新潟なんです。
その中心である五泉市で、私たちは製造メーカーさん向けに年2回、新素材の展示会を開催しています。
2日間でしたが、いつも通りたくさんの製造メーカーさんに来展いただきました。
ありがとうございました。
私たちは、この産地の皆さんと一緒にモノ作りをしています。
糸を作る上でも、表現する上でも、とっても大切なパートナーです。
先日、Monteluceとして出展したイタリアの展示会、Pitti Filatiにもこの産地で作ったものを持って行きましたよ。
セーターは機械で編んで、はい完成!
機械から編み下りて来たら、すぐ着用!
編んで縫い合わせて、納品!
実はそんなカンタンに出来ているものではなく、、、
編んで洗って、仕上げして、アイロンあててまた工場に戻して、縫って、、、
多くの課程を経て、編地や製品が会社間を行ったり来たりして、やっと出来るものなんですよ。
新しいスタッフのお勉強に、五泉産地で加工のお仕事をする、ナックさんにお邪魔しました。長谷川さんに、工場と加工の説明をしていただきました。
編み機も保有していますが、主は製品を洗ったり、加工したり、縫製したりする会社です。
ニットの製造メーカーさんは、何十台も編む機械を持っていて、主に編むことが専門。
ここナックさんは、その編まれたものを蒸したり洗ったり、ニット特有の柔らかい風合いを出します。
ですから、ここには産地の多くの製造メーカーさんから製品やパーツが集まり、それが加工されて、再び製造メーカーさんに戻ります。
機械で編まれた糸、編地は、例えカシミヤでも、これがカシミア!?と思うほど、実はかなり堅く、ガサガサな手触りです。
それをここで仕上げることで、皆さんが知っている、あのカシミアの手触りになります。
天然素材、合繊など、素材によりその加工方法も工程も違います。
高級な素材、高級な製品ほど、その工程が多く、手間もかかり、人の手が多くかかっているのです。
このように、私たちの糸を編む工場、それを仕上げる加工の工場。
もちろん、セーターを作る上で工程は他にもたくさんありますが、特にこの協業により
私たちの糸は、より輝いていきます。
イタリアの展示会で高い評価をたくさんいただけたのも、新潟産地の糸を表現する編みの技術と、加工の技法のおかげなんです。
私たちは、そんな日本の技術を世界に見せることが出来る機会を得ました。
ますますそれを伝えていく大きな役割を感じています。
と、言うことで、、、
はい、展示会の後は、同士の皆さんと大好きなゴルフで親睦を深めてきましたぁ〜〜。
大事なことです。(笑)
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。